今回はおうちで楽しく遊びながら語彙力を増やすことができるしりとりをご紹介します。
しりとりはルールが簡単で特別な準備もいりません。
ドライブ中や待ち時間など、ちょっとした隙間時間で遊べて、子どもたちが大好きなしりとを、おうち国語に取り入れてみませんか?
- しりとりがなぜ国語力アップにオススメなのか知りたい
- 国語力を高める色んなしりとり遊びが知りたい
といった方に向けて!
難易度を調整すれば、幼児~中学生まで楽しめるしりとりで、遊びながら国語力を鍛えましょう☆
ちなみに、海外には「ん」から始まる単語があるので、しりとりは言葉が出なくなったらおしまいだそうです!
しりとり遊びが国語力アップにオススメの理由
まずは、しりとりが国語力を高めるのになぜオススメなのかその理由についてご説明します。
楽しみながら語彙が増える
しりとりでは、楽しく語彙力を高めることができます。
しりとりをする中で、聞いたことのない言葉や普段使わない言葉が出てくることってありませんか?
「そんな言葉あるの?」とお互い知らなかった言葉を共有することで語彙を増やしていけるしりとり。
しりとりは楽しみながら、いつでもどこでも気軽に語彙力を高めることができる遊びなんです!
拡散的思考力が鍛えられる
しりとりを楽しむためには、言葉をたくさん知っていることだけでなく、条件に合う言葉を思い浮かべる力も必要です。
この力は拡散的思考力と呼ばれ、しりとりを通して鍛えることができます。
中学入試でもしりとりの力が試される!?
中学入試では、頭文字に続く語彙を答えたり、熟語しりとりなどがよく出題されるそう。
- 参考文献 中本順也「おうちでできる子どもの国語力の伸ばし方」
私も授業の中で生徒たちに熟語しりとりをさせることがあります。
漢字を音読みにしたり訓読みにしたり頭の中で変換しながら言葉をつなげないといけないので、けっこう難しいんです!
日ごろから遊びを通して拡散的思考力を鍛えておけば、色々な問題に対応する力も身につきますね☆
オススメしりとり10選☆
次に、オススメの応用しりとりをいくつかご紹介します。
お子さんの年齢や語彙力に合わせて、色々なしりとりを楽しんでみてください☆
文字数しばりしりとり
一番取り入れやすいのは、文字数しばりしりとりです。
2文字しばりや5文字しばりなど文字数を決めて遊ぶしりとりは、自分で難易度を調整できるのがよいところ!
文字数が増えれば増えるほど難易度は上がっていくので、はじめは3文字ぐらいがオススメです☆
テーマしばりしりとり
テーマを1つに絞ってしりとりをしていくのもオススメです。
食べ物、国名など好きなテーマに絞って言葉をつないでいきます。
難易度をさらに上げたければ、食べ物の中でも野菜に絞ってみる、緑の食べ物に絞ってみるなど、テーマをどんどん絞り込んでみましょう!
しりたししりとり
しりたししりとりも、オススメのしりとりです。
しりたししりとりは、1文字から始まり、1字ずつ文字を足して答えていくしりとりです。
言葉がどんどん長くなるのがこのゲームの特徴!
あ→あり→りんご→ごうかく→くさかりき
といった感じつないでいきます。
小さいやゆよは1文字と数えるのが一般的なルールのよう。
正直、5文字あたりからもう難しいです!
小学校高学年~中学生のお子さんがいる方はぜひ☆
しり2文字しりとり
しり2文字しりとりは、最後の2文字をつないでいくしりとりです。
こちらのしりとり、最後の文字が「ん」でも負けにはなりません。
その代わり、後ろから2文字目に「ん」がついたら負けになるので、ご注意を!
暗記しりとり
暗記しりとりは、過去につないだ言葉を全部言っていくしりとりです。
わが家もよくやりますが、意外と大人の方が覚えていなくて負けます…
いぬ→いぬ・ぬいぐるみ→いぬ・ぬいぐるみ・みるく→…
記憶力も鍛えられて一石二鳥!
おはなししりとり
お子さんが大きくなってきたら、ぜひ文章でしりとりをつなげてみましょう。
お話をしりとりで考えながらつなげていくのがおはなししりとりです。
おはなししりとりの詳しいやり方はこちらのサイトをご参考に☆
参考サイト>>ASOPPA!「普通のしりとりでは物足りない!アレンジしりとり『おはなししりとり』
- あるところにお菓子が落ちていました。すると
- →とりが食べようとやってきてつつきました。ところが
- →ガラスのお菓子でした
と言う感じでつなげていきます。
お話を考えるのも楽しいですね!
見えたものしりとり
見えたものしりとりは、車の中や旅行にオススメのしりとりです。
目に見えたものを言葉にしていくので、言葉が記憶に残りやすいといったメリットもあります。
物だけでなく、色や英語何でもOK!
小さなお子さんでも楽しめますよ☆
辞書引きしりとり
辞書引きしりとりは、辞書を使って言葉を探すしりとり遊びです。
小さなお子さんんは、ことば絵事典や図鑑などを使ってもOKです。
辞書に親しむこともできるので、言葉がぐっと広がりますね☆
【わが家のオススメ】キャラクターしりとり
わが家で盛り上がったのが、アニメや漫画のキャラクターしりとり!
たんじろう→ウッディ→いぐろ→ロールパンナ→…
と、知っているキャラクターをしりとりでつないでいくのですが、鬼滅の刃好きだった時期はかたよりが(笑)
「そんなキャラクターいたなぁ。」と懐かしい気持ちにもなれるので楽しかったですよ☆
【わが家のオススメ】言われたらちょっと嫌なことしりとり
これも一時期わが家で流行ったのですが、言われたらちょっと嫌だなということをしりとりでつなげていく遊びです。
しりとり→立派な歯だね→粘土食べた?→た…
といった感じで、ちょっと言われたら嫌だなぁとみんなが思えばOK!
やってみて思ったのですが、言われたら嫌だなと思う基準って難しいんですよね。
これは言い過ぎでしょ!と思うこともありつつ、みんなでちょっと嫌の基準をすり合わせていく作業も面白いのでぜひ☆
国語力アップのためにはパターンから抜け出そう!
しりとりを始めると、いつも同じパターンに陥っていることってありますよね?
国語力アップのためにしりとりを取り入れる際は、パターンから抜け出す仕かけが重要なんです!
色々な応用しりとりで、いつもと同じパターンから抜け出して、しりとりを楽しんでみてください☆
最後に
今回は、みんなで手軽に楽しめて国語力を高められるしりとりについてご紹介しました。
簡単なのに意外と奥が深いしりとりを、家族やお友達とぜひ楽しんでみてください!
今回ご紹介した応用しりとりをアレンジして、オリジナルしりとりをつくってみても☆
参考サイト
- 暇つぶし部 「しりとりのルール19種類【色々なお題・縛りで面白い!】」
- PHP研究所 のびこ「子どもの語彙力をぐっと増やす『4つのおうち遊び』」
- 学研キッズネット 「定番から発展まで「しりとり遊び」5つのルールと遊び方」