今回は中学受験の受験科目についての投稿です。
中学受験を決めた際、何科目で受験するのかは大きな問題ですよね?
我が家ははじめ4教科での受験予定で学習を進めていました。
しかし入試が近づいてきた際、4教科すべて対策するのは難しいと感じ、最終的には2教科(国語・算数)にしぼって受験対策を行いました。
※実際の受験は国語・算数・英語の3科目入試でした!
我が家の長女と同じように成績普通&5年生から受験を考えはじめたお子さんに向けて
- 受験科目をしぼったメリット・デメリット
- 受験科目をしぼった際に注意したいこと
について考えていきたいと思います。
今回は中学受験の入試科目についてです☆
私立中学校入試科目について
私立中学入試には大きく分けて4科目入試・2科目入試・その他(3科目・1科目・適正検査型など)の入試形態があります。
4科目入試
中学受験は一般的に、国語・算数・理科・社会の4科目入試が基本です。
配点は4科目均等の場合と特定の科目の配点を大きくする傾斜配点があり、学校ごとに異なっています。
傾斜配点の場合は、国語・算数の配点が高い学校が多いようです。
2科目入試
次に2科目入試についてです。
2科目入試は国語と算数の組み合わせが多く、国語・算数・理科・社会の中から2科目選ぶ形式の入試もあります。
また、算数が必須で国語か英語どちらかを選択するといった形式も増えているようです。
午後入試では2科目入試を実施する学校が多く、受験日が重なっていても1日に2校受験できるメリットがあるので利用される方も増えています。
その他の入試形態
4科目入試・2科目入試以外にも様々な入試形態があります。
その中で、いくつかご紹介します。
3科目入試
3科目入試には
- 国語・算数・理科
- 国語・算数・英語
- 国語・算数 + 理科か社会を選択
- 国語・算数 + 英語か理科を選択
などのパターンがあります。
選択できる場合は得意科目で勝負できる点が3科目入試のメリットです。
1科目入試(算数)
近年午後入試に増えているのが算数1科目入試です。
1科目のみなので受験対策がとりやすい反面、4科目・2科目入試より難易度が上がるというデメリットがあります。
算数が得意なお子さんはぜひ利用したい入試形態です。
1科目入試(英語)
小学校における英語科目必修化などに伴い、帰国子女入試枠以外に一般入試でも英語入試を行う学校が増えています。
筆記試験以外にも面接やディスカッションなどがある学校や、英検取得者に加点がある学校などもあります。
適正検査型入試
公立中高一貫校の適性検査に即した入試を実施する学校もあります。
科目を横断した総合力を問う問題となっている点が特徴です。
一般的な入試問題とは異なっているため、専用の対策が必要となります。
公立中高一貫校と並行して受けるお子さんが一般的です。
入試科目をしぼるメリット
では、このような入試形態の中で、入試科目をしぼるメリットとは何なのでしょうか?
1つの教科に多くの時間をかけることができる
まず一番のメリットは、1つの教科に集中して試験対策ができる点です。
我が家の長女の場合、苦手な算数にかなり苦戦しました。
長女と同じように、学校での成績が全体的に普通というお子さんは、苦手科目の勉強に人一倍時間をかける必要があります。
教科をしぼることで、苦手科目に集中して取り組めるというメリットは、我が家の場合大きかったかなと思います。
また、長女には得意と思っていた国語の中でも苦手な分野があるということが学習を進めなながら分かってきました。
得意科目についても、厳しい目で教科全体の学習を進めていける点も、教科をしぼった際のメリットです!
精神的負担が軽くなる
小学校5年生から・成績が普通ぐらいで中学受験をはじめる方は、何が得意で何が苦手なのかをゆっくり分析する時間がありません。
何をしなければいけないのかという勉強の全体像が早い段階で分かることで、精神的な負担が少なくなる点が教科をしぼるメリットの1つです。
わが家も4教科すべての対策を考えていた際は、あれもしなければ・これもしなければと、やるべきことがたくさん出てきた焦りからストレスが溜まっていました。
2教科に絞って、苦手な算数の対策を重点的に行うという方針を決めてからは、気持ちが楽になりましたよ☆
経済的負担が軽くなる
経済的負担が軽くなるという点も教科をしぼる大きなメリットです。
我が家は個別指導塾で国語と算数の2教科を受講していました。
4教科すべてを受講すると費用も2倍かかっていたと思います。
2教科の受講料で収まったことは経済面からも助かりました!
入試科目をしぼるデメリット
では、入試科目をしぼるデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?
受験校が限られる
まず、単純に入試科目をしぼってしまうことで受験できる学校も限られるというデメリットがあります。
4教科の入試試験がある学校は受けることができなくなります。
まず受験したい学校を決めてから試験科目をしぼるかどうかを検討しましょう!
教科を超えた問題に対応できない
国語・算数の試験問題のなかでも、教科を超えた横断的な問題が出されることがあります。
受験勉強をする教科をしぼることで、教科を超えた問題に対応できなくなるといったデメリットもあります。
4教科すべての対策をとっている方は気にならないかもしれませんが、2教科しか対策を取らない場合には注意が必要です。
国語・算数の中でも様々な種類の問題を解くことを心がけていました。
中学に入ってからの理科・社会の勉強に遅れが出る
中学入試は合格・不合格が目的ではありません。
中学に入学しても4教科すべての学習は続いていきます。
中学受験で理科・社会の対策をとらない場合、中学に入学してからの理科・社会の勉強に遅れが出るというデメリットがあります。
受験に使わないとはいえ、理科・社会の学習もできる範囲で進めていくことが大切かなと思います。
我が家は長期の休み(夏休み・冬休み)だけ個別指導塾の講習を受けていました。
基礎的な問題集で理科・社会の予習・復習を進めていくのもオススメです☆
こちらのシリーズは4年生から使い始め、特別付録にポスターや白地図シートなどがあり便利でした☆
教科書の内容に近いので、一人で予習を進めていくのにもオススメです。
中学校に入学してからの学習についても考えて学習を進めていけるとよいですね☆
こちらで算数・国語のオススメ問題集についても触れているので、ご参考にぜひ!
最後に
迷ったら4科目入試の対策を!
我が家は最終的に受験科目をしぼりましたが、初めの頃4教科対策をしていて無駄だったとはまったく思っていません。
先ほども書いたように、理科・社会の学習も中学校に入ってから大切だからです。
迷ったらとりあえず4教科対策を進めていってもいいのかなと思います。
ただし、我が家と同じく小学校5年生・成績が普通のお子さんが中学受験を決意した場合、時間が足りないということも事実です。
教科をしぼるメリットも念頭に置いて学習を進めていってほしいと思います。
英語を捨ててはいけない!
私立・公立問わず、近年中学校での英語でつまずくお子さんが増えているようです。
中学英語は文法など小学校での英語学習と比べると難しい表現が増えることが原因です。
英語教室に通っていた長女も文法表現などが難しいようで、小学校との違いに驚いています。
しかし、授業はどんどん進んでいくんです!
受験でつかわなかったとしても、小学校のうちから英語学習も進めていけると安心かなと思います。
お子さんの得意・不得意に合った受験科目を選ぼう☆
今回は中学受験で受験科目をしぼった際のメリット・デメリットを考えてみました。
どのような入試科目を選ぶことが正解なのかはお子さん一人一人異なっています。
お子さんの得意・不得意に合わせて、無理なく学習を進められる受験科目を選んでみてください。
受験科目についてでした☆
※参考サイト
- 『中学受験にはどんな入試科目があるの?』栄光ゼミナール
- 『【私立中学受験】2科目受験のメリットとデメリット』オンライン家庭教師ピース
- 『中学受験、2教科?4教科?どっちにする?』個別指導塾B-fat
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