今回は英語教育の始まりとしてオススメするバイリンガル絵本についての投稿です。
お子さんが英語や外国の文化などに興味を持つきっかけづくりのために、英語絵本にたくさん触れてほしいという記事を書きましたが、その中でも1冊はぜひバイリンガル絵本を選んでみてほしいと思います。
実はわが家にもバイリンガル絵本がありますが、小6の長女の英語の勉強にも現役で活躍してくれています。
赤ちゃんから小6まで現役で活躍してくれる絵本なんて素敵だと思いませんか☆
ぜひ、オススメの理由とわが家にあるバイリンガル絵本の楽しみ方などを紹介させてください。
バイリンガル絵本とは
バイリンガル絵本とはどういった絵本なのでしょうか?
バイリンガル絵本とは
外国語(英語)と日本語の両方の表記がある絵本
のことです。
「バイリンガル絵本」とは、「日本語と外国語」の両方で書かれている絵本のことです。 一冊で2言語や3言語を同時に読むことができるので、ABCを学ぶ入門編として活用したり、英語以外の語学も楽しく学んだりすることができます。
和光市図書館より引用
今、様々な外国語絵本がバイリンガル絵本として再出版されています。
今回は後の英語学習のためにも役立つ、英語と日本語のバイリンガル絵本を紹介していきたいと思います。
バイリンガル絵本がオススメの理由
英語が苦手なお母さんでも安心
子どもの身近な絵本から英語に触れてほしいという願いは、多くの親御さんにあると思います。
しかし、英語だけの表記では読むのも訳すのも不安がありますよね?
はじめの頃はよいのですが、子どもが大きくなった時に英語で書かれた部分の意味を聞いてくることが増えてきます。
そんな時、英語に親しんでいる方ならすぐに答えてあげられるのですが、英語が苦手な方(私も)は、すぐに答えてあげるのが難しいこともあります。
でも、英語と日本語の両方の表記があれば、英語が苦手なお母さんでも安心して読んであげられると思います。
単語自体は簡単でも、物語が少し複雑になってくると分かりにくい表現が出てきます。
おうち英語でも自信を持って、お子さんに読み聞かせたり英語を教えてあげられるというメリットがバイリンガル絵本にはあるのです!
子どもが1人でも読みやすい
英語絵本は、絵本を読みながら同時に英語にも触れられるというメリットがあります。
その中でも、バイリンガル絵本なら文章の意味が英語のすぐ下に出ているので、1人で読みはじめた時でも、内容を理解しながら読み進めることができます。
小6の長女は少し英語が読めるようになってきたので、1人でバイリンガル絵本を読むこともあります。
文法的なことを聞かれることはありますが、単語自体はそのままの意味が分かるので、内容を理解しながら楽しく英語を読めているのかなと感じています。
英語学習においては、英会話などの英語を使った対人コミュニケーション学習に目が行きがちですよね。
でも、英語の文章を読むことも、大切な英語学習の1つです。
対人コミュニケーションにおいての英語には、相手の価値観やクセ、習慣などがどうしても英語と一緒に自分の中に影響してしまいます。
よい意味でも悪い意味でも、教えてもらう相手に影響されてしまうのです。
アメリカ人に教えてもらうと、アメリカ人的な日本人になってしまう部分は少なからずありますよね。
現地で暮らしていたり、好んでその影響を受けたい場合にはよいのですが、たくさんの可能性が広がっているお子さんには、直接人間的に働きかけが少ない読書を通じての英語学習にも、ぜひ目を向けてみてください。
もちろん、本の著者の方も、自分の考えや価値観を持っていますが、解釈する時間的余裕や読む人が批判・取捨選択できる距離感があります。
書き言葉独特の表現の美しさやリズミカルな表現もぜひ楽しんでみてくださいね☆
※参考文献 『日本人はなぜ英語ができないのか』 鈴木孝夫
絵本を長く楽しめる
バイリンガル絵本は、絵本として読むだけでなく、英語学習につながっているというメリットがあります。
最初にも書きましたが、小6の長女でもバイリンガル絵本は読んでいます。
絵本なのに子どもが大きくなっても楽しめる点は大きなメリットです!
1冊に2か国語が載っていてお得!
もう1つのオススメ理由は、日本語版と英語版2冊買うお金を考えると、1冊で両方載っている方がお得で場所を取らないという点です(1か国語版で買うより数百円は割高になりますが)。
以前はバイリンガル絵本の出版自体が少なかったのですが、英語教育の低年齢化にともない、たくさんの絵本がバイリンガル版として出版されるようになりました。
種類が豊富な今がチャンス!!
人気・良質の外国語絵本が分かる
わざわざバイリンガル絵本として再出版されているということは、その本自体にとても人気があるか、英語として学ぶのによいと判断された証拠です。
どの外国語絵本が良いか分からない時は、バイリンガル絵本として出版されたものを確認だけでもしてみてください。
バイリンガル絵本には、子どもたちが分かりやすい文章や、日本語と合わせて味わいたい美しい表現がたくさんあります。
バイリンガル絵本がオススメの人
英語が苦手でも子どもとおうち英語を楽しみたい
先ほども言ったように、日本語と英語が両方載っているので、英語が苦手でも読み聞かせてあげることができます。
おうち英語のはじまりとして、ぜひ一度手に取ってみてください☆
出産祝い、入園・入学祝いなどでプレゼントしたい
せっかくのプレゼントなら、可愛くて役に立つものをあげたいと思いませんか?
外国語絵本はカラフルなものが多く、インテリアの一部として飾っても可愛いですよね。
英語と日本語両方楽しめて勉強にもなるバイリンガル絵本は、相手の方も喜んでくれると思いますよ☆
バイリンガル絵本を選ぶ時の注意点
バイリンガル絵本を選ぶ際の注意点が1つあります。
色々なバイリンガル絵本が出版されていますが、文章の量も難易度も絵本によってかなり差があります。
まずは、単語の量が少なめのものを選んで、徐々に表現の美しい長めの文章に挑戦していってください。
でも、難しい本を選んでしまっても、そこはバイリンガル絵本のよい所!
日本語の普通の絵本としてしばらくは楽しんでみてくださいね☆
一度中身を確認して、短い文章の絵本からチャレンジ!
オススメのバイリンガル絵本3選
『できるかな?』From Head to Toe エリック・カール
単語が少なく、決まったフレーズ ” Can you do it ? ” ” I can do it. ” が毎回出てきてリズムよく読めます。
小2であまり英語に興味がない長男も、このフレーズが言いたくて、よく読んでと言ってきます。
単語は少ないですが、身体のパーツ、動物に関する単語は覚えられます☆
また、文法的に ” I am (動物)~ and I (その動物のすること).” の繰り返しなので、基本的な英語の表現が身に付きます。
最後の” I am I .”という表現は、どこか哲学的な響きもありますね☆
英語が簡単で絵もカラフルで可愛いので、出産祝いにオススメの1冊です。
『はらぺこ あおむし』エリック・カール
こちらは、日本語版でもおなじみの絵本『はらぺこ あおむし』です。
先ほどの文章よりは少し長く、単語も増えてきますが、有名なので日本語版から楽しめますね☆
1度日本語版でなじみがあれば英語にも親しみやすいので、読んだことがある方にもオススメです。
こちらは文法的に過去形表現、単語は、曜日、果物・食べ物、5までの数字などが学べます。
『スイミー』レオ・レオニ 訳 谷川俊太郎
学校でも習うので、日本語版でもおなじみの『スイミー』です。
谷川さんの美しい訳ももちろんよいですが、英語版の方が臨場感があり、少しハラハラする気がします。
絵も美しく、どこをとっても名作だなと感じる美しさがあるので、ぜひバイリンガル絵本としてお手元に置いておいてほしい1冊です。
ただ、英語としての表現や単語は難しいものが多いです。
文章も長くなるので、自分で読むというよりも、お母さんの読み聞かせが中心かなと思います。
CD付きのものもあるので長い文章を読むのが大変だなと思われる方は、CDでの読み聞かせもぜひご検討ください。
個人的には、
” Swimmy thought and thought and thought .”
(スイミーは かんがえた。いろいろ かんがえた。うんと かんがえた。)
という表現が、英語版も日本語版も好きです☆
最後に
今回はバイリンガル絵本についてやオススメの本を紹介しました。
たくさんのバイリンガル絵本が出版されている今だからこそ、ぜひお気に入りの1冊を探してみてください☆
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