今回はパズルの知育効果について紹介したいと思います。
パズルは値段もお手頃なものが多い上に知育効果もばっちりなので、ぜひたくさん活用して、楽しくお子さんの能力を伸ばしてあげましょう☆
パズルの知育効果
皆さんの家にも一つはパズルってありますよね?
でも知育効果について考えたことはありますか?
実はパズルにはこのような知育効果があるんです‼
手先が器用になる
まず、パズルには手先が器用になるという効果があります。
パズルを組み立てる時はピースを探す・つかむ(つまむ)・組み込む(はめ込む)作業が必要になります。
パズルをはめるまでのすべての工程で手先を使いますが、子供の脳の発達においても手先の運動は効果的です。
ぜひ、たくさん手や指を使ってパズルを楽しみましょう☆
手や指先を使った動作のことを微細運動(びさいうんどう)といい、微細運動がうまくできないと、脳からの神経伝達が体の細部にうまく伝わらなくなってしまいます。
パズル以外でも、手や指先を使う玩具には、手先を器用にして脳の発達を促す効果が期待できます。
想像力が豊かになる
パズルは完成図の絵やピースの形をヒントに作業を進めていきます。
最初は形を合わせることが中心ですが、遊び方が分かってくると絵をもとにイメージを膨らませながら遊ぶようになります。
どの場所にどのピースを置いたらどのような絵になるのかを逆算しながらピースをはめるため、想像力や観察力が鍛えられるんですね☆
空間認識力が高められる
空間認識能力とは、物体の形や大きさ、位置関係や速度などをすばやく正確に判断する能力のことです。
アメリカのヴァージニア大学が、4~7歳の子ども847人を対象とし、空間認識力をはかる調査を行いました。
調査結果によると、パズル・ブロック・ボードゲームで週に6回以上遊ぶ子どもは、空間認識能力を測定するブロック配置テストにおいて、遊ばない子どもよりも高いスコアを獲得しました。
以上の結果からも分かるように、パズルには子どもの空間認識力を高める効果が期待できます。
また、空間認識能力は芸術分野やスポーツ、運転など日常生活にも役立つので、ぜひ子どものうちから高めておきたい能力の1つです。
こちらのトランポリンの記事でも空間認識(認知)能力について触れているのでご参考にどうぞ☆
集中力が高められる
パズルを完成させるためには、完成させるための作業をやり続けなければいけません。
完成まで試行錯誤を繰り返し長い時間をかけて遊ぶことで、集中力を高めることができます。
能動的な遊びができる知育玩具であるパズルは、集中力を身に付けるのに効果的です。
子どもの遊びには能動的な遊びと受動的な遊びがあります。
- 能動的(active)→ 自分が動くことで何か作用すること
- 受動的(passive)→ 受け身であること
能動的な遊びができるおもちゃは、自分で考え、何かを作ったり歌ったり描くなどの主体的な活動によって、将来のアクティブラーニング(主体的・対話的で深い学び)につなげることができます。
具体的には、以下の4つの遊びを指します。
- 身体を動かす遊び
- つくる遊び
- ごっこ遊び
- ルールのある遊び
お子さんの遊びにぜひ能動的な遊びを取り入れてみましょう!
※参考サイト【TOY&GIFT MOMO】《能動的な子どもの遊び4種類》日常のおもちゃセレクトポイント
達成感から自信・自己肯定感が育つ
1つの絵を完成させるという作業を通して、子どもは達成感や満足感を味わいます。
これらの感情が子どもの自己肯定感(自分はやればできる!)・やる気・自信につながります。
幼児期に達成感をたくさん感じた経験は、就学以降に子どもが伸びるための土台となります。
論理的思考力が身につく
パズルを組み立てる際に、自分のやりやすい方法を考えることで、論理的思考力を身に付けることができます。
パズルをはやく正確に組み立てる工夫として、外側から埋めていく方法や、絵の分かりやすい箇所から作っていく方法、先にピースを色別に分けておく方法など、様々な工夫を子ども自身が選んでいきます。
どのやり方でつくればやりやすいかは一人一人異なっていて、繰り返し遊ぶ中で論理的に考え、コツを掴むことができます。
子どもの推測する力や発想力を遊びながら自然と鍛えられる点は、パズルの大きなメリットです。
色彩感覚が豊かになる
パズルにはもう一つ、色彩感覚が豊かになるという知育効果もあります。
出来るだけ、色鮮やかなパズルを選んでみてください。
生まれてすぐの赤ちゃんはまだすべての色を理解することは出来ませんが、生後6か月を過ぎると色の識別も出来るようになります。
色彩は人間の右脳の発達に重要な刺激となるので、ぜひ色鮮やかなパズルを選んでお子さんの色彩感覚を育ててあげましょう☆
右脳に作用する活動
↓
色彩・音楽・図形・空間感覚・直観
左脳に作用する活動
↓
言語・計算・分析
パズルを選ぶポイント
対象年齢にこだわらない
パズルは知育効果が高いので、子どもにとっては難しい遊びです。
対象年齢にこだわらず、お子さんの出来るところからはじめてください。
我が家の長男は目に疾患があったため、かなり難易度が低いものを使っていました。
パズルにも色々な種類があるので、お子さんの取り組みやすいものを選んでみてください。
ジグソーパズル
立体パズル(ルービックキューブなど)
シルエットパズル(タングラムなど)
はめ込みパズル(地図パズルなど)
ピース数だけでなく絵柄にも注意!
ジグソーパズルを選ぶ際は、ピース数、ピースの大きさだけでなく、絵柄によっても難易度が変わるので気を付けてください。
色の境界線がはっきりしているものの方がつくりやすいのでオススメです。
外出にはシールパズルやパズル絵本がオススメ☆
外出時のおもちゃとしては、シールパズルやパズル絵本がオススメです。
ピースがバラバラになることがないので安心です☆
オススメパズル5選
知育パズルABC それいけ!アンパンマン
アンパンマンと一緒にアルファベットが覚えられる知育パズルです。
アルファベットの順番も覚えられるのでオススメです。
形が似ているので、順番を覚えていないとなかなか完成できません!
同じシリーズで、すうじやひらがなを覚えるパズルもあるので、ぜひチェックしてみてくださいね☆
くもんのジクソーパズル STEP2 なかよしどうぶつファミリー
くもんのパズルシリーズには4種類のパズルが入っています。
こちらは9ピース・12ピース・16ピース・20ピースのパズルセットです。
裏が黄色やピンクで色分けされているので、混ぜて遊んでも区別しやすい点もオススメポイントです。
どの難易度から始めたらいいのか分からない方はこちらで試してみてください。
タングラム
タングラムはぜひ一つ持っておいてほしいパズルです。
図形感覚や創造力、集中力が身につきます。
3歳前後で購入される方が多いようですが、遊び方次第で2歳からでも十分楽しめると思います。
見本どおりにつくっても、自分オリジナル作品をつくってもよいですね☆
わが家の持っていいるタングラムはこちらですが、絶版のようなので、くもんをご紹介しますね!
地図パズル
パズルで知育といえばこちらの地図パズルがオススメです。
色がはっきりしているので分かりやすく、小さなお子さんでも遊び感覚で日本地図を覚えていけます。
ピースが小さいので、誤飲などにはご注意ください!
知育シールパズル
外出時に我が家がよく持って行くのがこちらのシールパズルです。
台紙と同じ番号のシールを見つけて貼っていくとパズルが完成します。
対象年齢は4歳頃となっていますが、大きな数字が読めるお子さんはぜひ挑戦してみてください。(最後の絵は115番まであります。)
集中力、想像力、空間認識力、やり抜く力などが身につくのでぜひ☆
最後に
今回はパズルの知育効果やオススメパズルについてまとめてみました。
ぜひお子さんの発達を意識しながら、色々なパズルを楽しんでみてくださいね☆
パズルの知育効果についてでした☆
※参考資料・参考サイト
- お受験ナビ【知育パズルが子どもの教育にもたらす効果とは?選び方と注意点も】
- こどもまなびラボ「子ども向けパズル」は教育効果バツグン!? 選び方とおすすめパズル教えます
- ロボットプラザ【ジグソーパズルが子供に与える知育効果!得意な子どもは頭がいい?】
- キッズラボラトリー【パズルの知育効果は?子どもにおすすめの知育パズルとは】
- りたりこ発達ナビ【発達障害(神経発達症)がある子どもの微細運動の発達を促すためにできること】
- 未来に輝く!ふくしまっ子プロモーション事業 特色のある幼児教育・保育の推進について『色彩を通じて育まれる感性』
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