今回は国語が苦手な長男オススメの本紹介です。
読むことが苦手な低学年男子たちへ☆
- 国語苦手男子を持つママ
- ゆる中学受験経験者ママ
- 元高校国語科教師ママ
- 現中学国語科教師ママ
などの目線からおすすめの本を紹介したいと思います。
オススメの理由もぜひ見てください☆
読書のメリット
まず初めに、文部科学省の読書の重要性についての記事を引用します。
読書にはどのようなメリットがあるのか一度おさらいを!
読書することは、「考える力」、「感じる力」、「表す力」等を育てるとともに、豊かな情操をはぐくみ、すべての活動の基盤となる「価値・教養・感性等」を生涯を通じて涵養していく上でも、極めて重要である。
また、特に、変化の激しい現代社会の中、自らの責任で主体的に判断を行いながら自立して生きていくためには、必要な情報を収集し、取捨選択する能力を、誰もが身に付けていかなければならない。
本を読む習慣、本を通じて物事を調べる習慣を、子どもの時期から確立していくことの重要性が、あらためて認識される。
文部科学省 学校図書館
- 考える力
- 感じる力
- 表す力
- 豊かな情操
- 価値・教養・感性
- 本から必要な情報を取捨選択する力
- 本を読む習慣
- 本を通じて物事を調べる習慣
このように、文部科学省ホームページにも、これから生きていく上で重要な様々な力を読書を通じて身につけてほしいとしっかり書かれているんですよね。
これらを踏まえて上で、オススメポイントと一緒に本を紹介していきたいと思います☆
楽しく音読できる!
寝るまえ1分おんどく
まず、楽しく音読するのにオススメの本を紹介します。
この本の詳しいオススメポイントはこちらの記事でも書いているので、気になった方はぜひ読んでみてください☆
この本にはことわざや古典などの文章も入っているので、読書に関して言えば幼児から高学年まで読んでほしい1冊です。
小さいお子さんは読み聞かせで、低学年のお子さんは音読、中~高学年のお子さんは文章の内容を味わいながら読み進めてください。
私が高校国語教師時代に感じたのは、古典や純文学に対する拒否反応が強い生徒が多かったこと。
現在中学国語科教師としても、古典の文章にどのように取り組ませるかは日々検討中です…
NHKの”日本語であそぼ”でも古典作品がよく取り上げられていますが
早い時期に楽しく古典や日本の純文学に触れてほしい
という思いもあり、おすすめに挙げさせてもらいました。

短い話から読書の練習!
おばけずかん
次に、話が短く読みやすいシリーズを紹介します。
こちらの本は種類も
- がっこうのおばけずかん
- うみのおばけずかん
- いえのおばけずかん
- びょういんのおばけずかん
などとっても多いところが特徴です。
食いしん坊の長男は『レストランのおばけずかん』が好きです☆
1冊の本に7~8つの話が入っていて、1つの話に1つのおばけが出てきます。
このシリーズがオススメの理由は
- ひらがなで読みやすい
- 低学年男子はみんなおばけ大好き(なはず!)
- 話の展開がいつも一緒(変なおばけが出てくる → 悪さをして大変なことになる → ”こうすると大丈夫”といった解決策でまとまる
- 出てくるおばけがユニーク(小学生が考えたおばけのシリーズもあります)
などです。
例えば”ねぼうさそい”というおばけ。
夜遅くまで起きている子の目覚ましを勝手に止めてしまうおばけなんですが、
”目覚まし時計は朝起こしてくれるもの”という常識とは反対のことをしている
ところが面白いポイント☆
また、毎回「でも、~すればだいじょうぶ!」というお決まりのフレーズが出てきます。
繰り返しのフレーズが多い絵本の延長としてこの本もリズムよく読めるかなと思います。
余談ですが、このシリーズにはかわいい女性のおばけがよく出てきて、若いイケメンしか襲わないという謎ルールが…
人気シリーズで長い物語に挑戦!
かいけつゾロリ おしりたんてい ほねほねザウルス
次にご紹介するのは、低学年男子に絶対はまる物語シリーズ3作品!
おばけずかんよりは物語が長い(だいたい1冊で1つの話が終わります)ので、おばけずかんが読めるようになったら挑戦してほしい作品たちです。
子どもたちにとって物語のネックは、話が長く途中で飽きてしまうことですよね。
その点、こちらの3シリーズは、おなら・おしり、ロボット、探偵、恐竜など低学年男子が好きなもの盛りだくさん。
興味が長く続いてくれること間違いなしです!
また、登場人物の気持ちを理解することが物語文読解のカギになるので、これらの3冊は登場人物の関係性・特徴などが分かりやすいことも共通しておりオススメです。
3冊とも迷路やなぞなぞ、まちがいさがし(おしりさがし)などが物語の途中に散りばめられていて、飽きずに最後まで読み切れる工夫もありますよ☆

ほねほねザウルス大ファンです!
物語+図解+実験で興味関心を広げる!
ぐんぐんかがくのお話25
この本は
物語 + その物語にまつわる科学の図解・実験(やってみよう)
が載っているので、色々な角度から興味・関心を広げていける所がオススメポイントです。

目次はこのような感じです☆
物語が苦手な子は図解・実験から導入し、図解が苦手な子は物語から入るのがオススメです。
どちらの入り口からでも楽しめる点がよいですよね☆
ちなみに、我が家ではカビの話で紹介されていた家中にジップロックで蓋をした食パンを置く実験してみました!
お風呂場に一番カビが生えるかと思いきや、窓際の床に置いた食パンが一番カビていました…

他にも
- どんぐり工作
- 大豆から納豆をつくろう
- アゲハチョウのよう虫をかんさつし1う
- 自分の涙点を見てみよう
などの身近なやってみよう実験があるので、理科好きさんにオススメの1冊です。

想像力を広げよう!
あるかしら書店
こちらは、最近買って長男がよく読んでいる本です。
ヨシタケシンスケさんのシリーズは学校でも人気で、想像力豊かな小学生の心に響くようです。
読みながら新しい本を考えてみたり、”こんな本があったらどうなるか”など、楽しく想像力を膨らませていけるとよいですね☆
話を広げる際は、たくさん本のアイデアを考えさせて、こんな本があったらどうなるかという説明も具体的にさせたいです。
他にも
- 作家の木の育て方
- 読書サポートロボ
- 本とのお別れ請負人
- 本のようなもの
など本にまつわる不思議なお話がたくさんあり、ヨシタケさんワールド全開です!

説明文を読む練習になる!
ざんねんないきもの事典
こちらは、生き物好き男子必読の1冊です!
漢字にふりがながふってあり読みやすいポイントがいくつかあるので、説明文を読む練習にオススメです。
わが家の国語苦手長男でも意外と一人で読んでいます!
ちょっとしたオチも面白いですよね☆

辞書引き学習の練習になる!
ポケモン大図鑑
最後にポケモン好きにはぜひオススメしたい本です。
この本を読むことを読書と言っていいのか悩む方もいるかもしれません。
でも、ポケモン大図鑑の一番のオススメポイントは
あいうえお順に並んでいるポケモンを調べることが辞書引き学習の練習
になるところ!
文部科学省の引用文にもあった通り、情報の取捨選択ということも読書に求められる力の一つです。
辞書はできるだけはやく買って引く練習をしておくと学びの意欲につながるのですが、辞書を引くのって難しいし子どもはすごく面倒くさがるんですよね…
でもポケモンを調べることは大好きです!
家では知っているポケモンやテレビで出てきたポケモンを必死で調べて、情報を色々教えてくれます。
辞書を引く練習だと思って、ぜひ子どもとポケモン図鑑楽しんでみてください☆

最後に
今回は、おすすめポイントとともにいくつか本を紹介させていただきました。
子どもたちに読んでほしい本はたくさんありますが、絵本からステップアップしたお子さんに向けての本ですが、いかがだったでしょうか?
もし読んだことのない本があれば、ぜひ一度手に取ってみてくださいね☆

オススメ本の話でした☆


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