子育てコラム

ダウン症児を育てる時気をつけたい7つのこと~0から6歳の健康面をふりかえって~

病院のイメージ

今回はダウン症の次女についての投稿です。

これからダウン症児を育てる方に向けて、気をつけてほしい7つのことをご紹介します。

ままちい

健康面で気をつけてほしいことについてです!

風邪に注意!

まずはじめに、一番気をつけてほしいのが風邪の時です。

わが家の次女は3歳の頃、急性肺炎で入院したことがあります。

当時、熱が出てすぐは元気にしていましたが、突然嘔吐がはじまり、病院で診察を受けた後そのまま入院することになりました。

上の子たちの時よりも、熱が出てからの進行がはやく驚いたのを覚えています。

特に乳児期は、お子さんが身振り手振りで自分の体調を伝えることもできません。

風邪かなと思ったらできるだけはやく病院を受診してください。

電話では、

  • 子どもがダウン症児であること
  • 基礎疾患の有無

など聞かれなくてもしっかり伝えておきましょう。

わが家は突然の発熱・嘔吐で焦ってしまい、ダウン症であることや心臓の基礎疾患を電話できちんと伝えることができませんでした。

病院側も電話の際は、入院するほど悪い状態だとは分からなかったようです。

手足の冷えに注意!

赤ちゃんの足

ダウン症のお子さんは体温調節が苦手です。

自律神経の調節が弱いため、手足の冷えに注意が必要です。

年齢とともに少しずつ改善されるようですが、マッサージや運動でからだに適度な刺激を与えましょう。

わが家はレッグウォーマーをつけたり、夏でも湯船につかるようにしています。

また、体温調節機能によいかなと思い、温泉に行ったりスイミングを習っています。

皮膚の乾燥に注意!

ダウン症児の乳児期は、肌が柔らかく薄いためすぐにひび割れてしまいます。

お子さんの肌質にはそれぞれ違いがあると思いますが、ベビークリームは必ず塗ってあげるようにしましょう。

大きくなると、唇の乾燥にも気をつけた方がよいそうです。

食事に注意!

食事

わが家の次女は食べ物をあまり噛まずに飲み込んでしまう癖があります。

そのため、喉に食べ物をすぐつまらせたり、のどごしのよいものばかり食べようとしたり、食べる量も自然と多くなってしまいます。

また自律神経調節が弱いため、便秘にもなりやすいです。

ダウン症には糖尿病のリスクもあるので、幼少期から食事には特に気をつけておきたいところですよね。

食事の工夫
  1. 手本を見せる →「あーん」と言って口を大きくあけたり、噛む手本を見せる
  2. 声かけをする →「もぐもぐ」と声をかけて噛むことをうながす
  3. くちびるにそっと差し入れる →口角にスプーンを当てて唇にそっとスプーンを差し入れる
  4. 親がおいしそうに食べる 

※参考文献『ダウン症のすべてがわかる本』 講談社

食事に関する工夫としてわが家のオススメは、白米を玄米に代えることです。

今はまだ月数回ほどしか玄米は出していませんが、玄米の日はカレーや親子丼にしたり、七分づきにしたりと試行錯誤しています。

将来的には、玄米が白米の代わりになったらいいなと思っています。

また、苦手な食べ物でも興味が持てるように、食べ物に関する絵本を読み聞かせもしています。

食事に関する画像
【食育にオススメ絵本12選】絵本を通じて食べ物の大切さを感じてみよう☆食育にオススメの絵本をご紹介しています。 苦手な食べ物が好きになったり、食べ物の知識が増えたり、感謝の気持ちを持つきっかけになったりと、絵本を通じて色々な食育体験ができるといいですね☆...

耳かきに注意!

ダウン症のお子さんは耳の穴が小さいことが多いので、無理に耳かきをしないようにしましょう。

わが家の次女は半年に一度耳鼻科で耳掃除をしてもらっています。

関節や頸椎に注意!

ダウン症は関節や筋肉がやわらかいという特徴があります。

特に、首の頸椎には注意が必要です。

頸椎の一部の成長が悪く、不安定になることがあるので、3歳頃頸椎の検査を受けます。

睡眠に注意!

眠る赤ちゃん

わが家の次女の場合ですが、乳児期は上の子たちより長く眠っていることが多く、ミルクの時も起こして飲ませていました。

幼児期になると、眠りに入るまでに時間がかかるようになりました。

病院からのすすめで現在はメラトベルという薬を寝る前に服用しています。

次女には副作用もなく、今はしっかり眠ってくれています。

睡眠とダウン症に関しては、大きくなると太りやすい体型舌が大きいこと筋緊張の低下が要因で、閉塞性睡眠時無呼吸が発症しやすいと考えられています。

※参考サイト 【ダウン症に多い睡眠障害】阪野クリニック

今から少しずつ睡眠時のことを考えておくと安心です。

最後に

病院へは定期的に!

ダウン症児は、出産時に気づかなかった疾患が後から見つかることもあります。

わが家は出産時、左耳の聞こえが悪く定期検査を行っていましたが、今は特に問題ありません。

それよりも、4歳頃から目の疾患(乱視)が分かり今でも検査に通っています。

このように、出産時気になっていたこととは違う疾患が分かることもあるので、ダウン症のお子さんは色々な科で定期的に検査を受けておいた方が安心かなと思います。

甲状腺の数値確認のために、特に血液検査は定期的に行いましょう!

ダウン症の方がかかりやすい合併症
  1. 先天性心疾患(心室中隔欠損症・心室中隔欠損症など)
  2. 消化器疾患(十二指腸閉鎖や鎖肛など)
  3. 白血病
  4. 甲状腺疾患(甲状腺機能低下症など)
  5. 糖尿病
  6. 眼科系の疾患(屈折異常・斜視・白内障など)
  7. 耳鼻科の疾患(難聴・滲出性中耳炎など)

※参考サイト 

ままちい

ダウン症の健康面で気をつけたいことでした☆

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