今回はわが家の長女が小学校1年生の時に体験した学校行き渋りについてです。
長女は当時、1年近く学校に行きたくない病が続いていました。
でも、不登校にはならず色々な対処法でやり過ごし、1年生の冬頃にはなんとか行けるようになったので、その当時を振り返り、同じように学校の行き渋りに悩んでおられる方へ向けて投稿したいと思います。
ちなみに、こんな長女も小6の今や2年連続生徒会に入るほど学校大好きっ子になっていますよ☆
長女の時体験した、小1学校行き渋り問題の対処法についてです☆
行き渋りの状況
まず学校行き渋りになった時の状況についてです。
- 始まりは、5月ゴールデンウィーク明けから
- 登校状況は、個別登校(幼稚園からの友達2人+友達のお姉ちゃんなど3人で、合わせて6人)
- 症状は、ぐずる、不安なことをしゃべり続ける、お腹が痛くなる、泣くなど
行き渋りの始まりは入学後すぐではありませんでした。
はじめは楽しそうに行っていて、一緒に行っていた友達のお姉ちゃんたちが6年生だったこともあり、完全に安心しきっていました。
また、同じ幼稚園からたくさん仲のいい友達が同じ小学校に入学していました。
知っている子が多かったので、私は小学校に入っても変わらず大丈夫だろうと当時思い込んでいました。
でも、ゴールデンウイーク明けから長女の様子が少しずつ変わってきたのです。
休み明けから、時々長女は腹痛を訴えてくるようになりました。
初めの頃は、本当にお腹が痛いのだと思いそのまま休ませていたのですが、しばらくするとほぼ毎日腹痛を訴えてくるようになりました。
また、様子がおかしいなと感じ出したのは、朝の準備に関してです。
長女は朝行くまでの準備にとても時間がかかるようになり、行く時間を遅らせようとしているように私は感じはじめました。
このような変化から、学校への行き渋りは始まっていきました。
対処法1 校門までついていく(登下校)
まず、行き渋りが始まった時1番にしたことは、私が校門まで付き添って行き、校門で待っていてくれている先生に長女を引き渡すという方法です。
他にも行きにくい子たちが何人かいて、まとめて先生が教室まで連れて行ってくれていました。
当時は付き添いながら他のお母さんたちと色々話も出来て、少し心が落ち着いた気がします。
ただ、行きにくい原因や症状は人それぞれ違っていることもあり、お互いどうしたらいいのかは手探り状態でした。
対処法2 病院に行く
当時は都会に住んでいたこともあり病院がたくさんあったので、4件の病院に行きました。
長女の1番困った点が、お腹が痛いと言い出す点でした。
後で聞いた話によると、本当に痛い日とウソの日があったらしいのですが(!)、ウソの日でも痛くなるかもしれないという不安でウソを言っていたようです。
4件とも病院では身体に問題はなく、精神的なものだろうと言われました。
2件目の帰りになんとなく分かっていたのですが、本人がまだ納得していないようだったので病院は本人が納得するまで行きました。
実は4件目の先生のおかげで病院通いは終わりを迎えます。
4件目の病院で、薬(整腸剤)をもらう時先生からこっそり
「原因が分かったからこの薬で絶対治ると言ってください。」
と指示を受けました。
それまでは、何となく精神的なものかなと本人にも伝えられていましたが、4件目の先生は本人の前でも精神的なものとは一切言われませんでした。
ただ、原因が分かって薬が効くということを強く本人に言ってくれたので、納得したようで病院通いは終わりました。
正直薬は効いた日と効かない日がありましたが、薬はいつもランドセルに常備させて痛くなったら飲むように言っていました。
心の安定剤になるので、ぜひ薬は持ち歩かせてあげてください☆
当時のことを今振り返ると
周りから行き渋り時の腹痛は精神的なものだと言われることも、また本人の不安をあおっていた
のかもしれません。
長女からすると
実際お腹は痛いのに、精神的なものと言われてもどうしたらいいのか分からない
↓
学校で痛くなったらどうしよう
↓
学校に行くのが怖い
という気持ちになっていたようでした。
これは病院の先生から聞いた話ですが、子どもが学校に行きたくなくてお腹が痛いと言い出した時、お腹は実際に痛くなっているのだそうです。
心と身体はつながっているので、心で痛いと思う時、その痛みは身体にもあらわれているのです。
なので、お子さんが腹痛を訴えてきた時、ウソをつくなとだけは言わないであげてください。
私は病院の先生に聞くまで、腹痛といっても我慢できるのではないか、本当は痛くないんじゃないかという自分自身の気持ちとの闘いもありました。
対処法3 ひたすら話を聞く
長女は元々おしゃべりなタイプだったので、不安をずっと言い続ける日は家族みんなとにかく聞き役に回って聞き続けました。
全部言ってしまうとすっきりするようで、「じゃあどうする?」と話を解決に持っていきやすかったです。
また、逆に学校のことを考えたくなくて全然違う話をし続ける日もありました。
そんな時も、できるだけ明るく聞くように心がけていました。
正直気にしすぎでは?と思うことも多かったし、そろそろ話終わらないかなと思うこともありました…
でも、何でもいいので話をすることで、心が落ち着くこともあると思います。
お子さんが何か話したそうにした時は、学校のことでもそうじゃなくても、ぜひ聞き役に回って何も否定せず聞き続けてあげてください。
対処法4 教室以外の居場所(保健室)をつくってあげる
長女はお腹が痛いと言うことが多かったので、保健室にいつでも行っていいと言っていました。
図書室に行く子もいたようなので、どちらにしても教室にいられなくなった時用の別の場所が必要なのかなと思います。
とにかく学校に行けたことを認めてあげられるように気をつけていました。
対処法5 担任の先生・学校との連携
担任の先生から学校での様子を細かく聞いていました。
学校の中まではついていなかったので、色々様子を聞けてありがたかったです。
どうすれば子どもがより良い学校生活が送れるかを学校側と一緒に考えることは大切かなと思います。
対処法6 休む日と行く日を見分ける
いつもより様子がおかしい時以外は、少し嫌がる程度なら学校に行くように促していました。
わが家の休ませる基準は
朝から何度もトイレに行って出てこない
行けないと泣き始める
などでした。
行ける日・行けない日を見極めるということが、今考えると親が出来る一番大切なことだったと思います。
そうはいっても、学校に行かせてすぐお迎えの連絡がきたこともあり、いつも見分けられていたとはとても思えませんが…
対処法7 帰ってからのお楽しみをつくる
最後によくしていたのが、帰ったら買い物や公園に行く、お友達と遊ぶなどのお楽しみを決めることです。
出来る範囲で、学校でがんばった分帰ってから楽しめるように考えていました。
最後に
学校の行き渋りは、それがいつまで続くのか分からないということが本当につらい所だと思います。
また長女の場合、行き渋りの原因が誰も分からなかったことが1年近くかかった理由かなとも思います。
私は当時、小学校に入学しても同じクラスに同じ幼稚園だった子たちがたくさんいることで安心しきっていました。
でも今振り返って当時の長女の気持ちを考えると
クラスの3分の1は知り合いで安心
ではなく
クラスの3分の2は知らない子で不安
だったのかなと思います。
親目線から言えば、子どもと同じクラスに何人かお友達がいれば子どももきっと安心だろうと考えてしまいますよね。
でも、クラスで知らない子たちが半分以上いる状態を子どもがどう受け止めるかは、その子次第だと思います。
私は当時あまり深く考えていなかったので、子どもに子どもの口からクラスのことをどう思っているのかきちんと聞いていませんでした。
なるべく入学してすぐは、学校の様子などをお子さんからできるだけ細かく聞いてあげてくださいね☆
学校へ行きたくないと子どもが言った時読んでほしい本
子育ての専門家でもないわが家が手探りでしてきたことをまとめてみましたが、今振り返ってみても何が良かったか、間違ったことをしていたかなど正解は分かりません。
でも、当時一生懸命長女のことを考えて行動してきたこと、今長女は学校が大好きで楽しく行けていることが答えなのかなと思っています。
最後にいくつかオススメの本を載せておきます。
お子さんに対する声掛けや対処法など、本では専門的に書かれていることも多いので、ぜひ参考にしてみてください。
楽しく学校に行けるといいですね☆
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