教育

小5から成績普通だった子がゆる中学受験をしてよかったこと・後悔したことについて考えてみた【中学受験のメリット・デメリット】

中学受験
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今回は、先日田舎ゆる中学受験を終えた長女が、中学受験をしてよかったこと・後悔したことについてこの2年間を振り返ってみました。

これから中学受験を検討される方のご参考になればと思います。

ままちい

長女は春から私立中学生になります☆

中学受験をしてよかったこと

メリット

計画的に勉強しなければいけないという意識がめばえた

1番よかったなと思った点は、計画的に勉強をしなければいけないという意識がめばえたことです。

1人ですべての計画を立てることはできませんが、塾の先生と相談しながらなんとか計画的に勉強を進めていけました。

受験をしていなければ、勉強があまり好きではなかった長女は、出された宿題をただ文句を言いながらこなしていくだけだったと思います。

1つの目標に向かって計画的に勉強に取り組む訓練ができたことは、受験で受かっても受からなくても今後の人生の大きな力になってくれると思います。

将来のことを具体的に考えられるようになった

何のために受験をするのかと考えていく中で、何になりたいのかやこれから先どんなことをしたいのかという自分の未来像がはっきりしてきます。

そして、自分の将来が少しでも想像できた時、受験に対する思いもまた変わってきた気がします。

小学校5,6年生でどこまで具体的に将来が想像できるのかは正直分かりませんが、将来のことを真剣に考えるきっかけにはなるのかなと思います。

なので、これから受験を考えておられる方は、ぜひお子さんが何になりたいのかや受験する学校に入学して何がしたいのかを話し合ってみてください。

実は我が家の長女が受けたい学校は2校あったのですが、試験の日程の関係でどちらかしか受けられないことが分かりました。

どちらにするか選ぶ際、長女が将来なりたい職業を目指す子が多い学校・好きな英語に力を入れている学校という基準で選びました。

もう一方の学校は理系の方が受ける印象が強かったことや学力的に厳しかったこともありましたが、私は将来のこと・自分のことをきちんと考えることができた結果だったので、これでよかったと思います。

勉強が少し好きになった

元々勉強が得意な子には関係ないかもしれませんが、長女は受験に向けて勉強していく中で、苦手だった教科の問題が周りよりも解けるようになました。

得意とまではいきませんが、苦手な教科でもがんばれば出来るようになるんだということが本人の自信となっているようです。

自信があるからもっとやってみようとさらに勉強するようになるので、嫌いだった勉強も少しは好きになっているのかなと思います。

でも、あまり無理をしないゆる中学受験だった我が家の場合の話なので、勉強しすぎて勉強が嫌いになったという話もよく聞きますよ☆

中学受験をして後悔したこと

デメリット

友達と遊ぶ時間が減った

ここからは後悔したことについてです。

まず、受験を決めてから勉強時間確保のため、友達と遊ぶ時間がほとんどなくなってしまいました

受験勉強をはじめた前半は、丁度コロナ禍だったので気になりませんでしたが、後半はお友達がそれぞれ遊ぶ約束をして帰る中、1人塾に行かなければならないことにかなりストレスがあったようです。

そのストレスからイライラしはじめたり、勉強が手につかなくなる日もありました。

しばらくして塾で同じ目標を持った友達が出来たので、それからは長女も楽しく塾に通うことができましたが、友達と自由に遊ぶことで得られる知識や経験もたくさんあります。

多感な時期に友達と遊ぶ時間が削られるというデメリットについては考えてみてください。

習い事が続けられなかった

6年生になる時に、習い事をやめることにしたので、習い事が続けられなかったという後悔があります。

習い事で得られたはずの経験や喜びもたくさんあったと思います。

習い事に関しては、そのまま続けるという選択肢や受験が終わってから続けることももちろんできます。

どちらにしろ、後悔のないようにお子さんと話し合ってみてください。

きょうだいが巻き込まれてかわいそうだった

受験の間は、受験をする子どものスケジュールに合わせて行動するようになります。

塾の送迎できょうだいの時間が削られます。

受験を決めた時はきょうだいの問題はまったく考えていなかったので、あとから後悔したことの1つです。

塾の間の時間が暇になるので、小2の長男は慌てて小1から同じ塾に通わせました

幼稚園児の次女は、塾の間図書館に連れて行っていたのでなんとか暇つぶしは出来ましたが、塾が遅い時間の時は夜ご飯の時間も遅くなったりと、家族は色々な形で巻き込まれることを考えておかなかればならないと思います。

他の保護者の方の意見

意見

8割の親は中学受験をしてよかったと思っている!

次に、中学受験をした他の保護者の方はどのように考えているのかが気になったので調べてみました。

LEEの受験を終えた方々197人のアンケート結果によると、8割の親が中学受験をしてよかったと回答されているようです。

よかったことについて、具体的には

  • 合格という目標に向かって、計画的に物事を進めていくことを学んだ
  • 親子で中学受験を乗り越えたことは大きな人生の宝物になった
  • 同じ目標を持つ塾の友達に刺激を受けて学力がついた
  • 受験のために色々な学校に行く経験を通して自立心が育まれた

という意見がありました。

また、大変だった点は

  • 我が子に合った勉強の進め方や気持ちの保ち方がつかめず苦労した
  • 思春期と受験が重なり、メンタルケアが大変だった
  • 兄弟の世話をしながらの塾の送迎やお弁当作り、遅く帰ってきてからのフォローが大変
  • 塾の受験対策講座が多く、何を選べばいいのか迷った

という意見がありました。

※参考サイト LEE『【中学受験アンケート】8割の親は「経験してよかった!」その理由は?大変だったことは?』

皆さん、よかったことや大変だったことを乗り越えてこられたんですよね☆

計画性や自主性など自立心が育まれる点は大きなメリットですが、親として受験する子どものメンタルケアをしながら他の子たちの世話や塾のフォローをしなければならないなど、負担が大きいことも事実です。

受験をしてよかったけれど大変だったなというご家庭が多いのも納得です。

7割の親は後悔していることがある?

中学受験を終えた保護者を対象に行われた、ゼネラルリサーチのインターネット調査によると(回答者150人)、「中学受験を振り返って、やらなければよかったと後悔していることがある」と答えた方が67.3%いらっしゃっいました。

特に母親の73.9%が「後悔していることがある」と答えています。

後悔したことの具体的な内容は

  • 成績のことで叱った
  • 遊びをさせすぎた
  • 勉強をさせすぎた
  • 低学年のうちにもっと勉強をさせておけばよかった
  • 夜遅くまで塾に通った
  • 塾に入れるのが遅すぎ
  • 塾に入れるのが早すぎ
  • 夜寝る時間を削った

などが挙げられています。

※参考サイト リセマム『【中学受験】親が「やらなければよかった」と後悔していることは?』

「遊びをさせすぎた」「勉強をさせすぎた」や「塾に入れるのが遅すぎた」「塾に入れるのが早すぎた」など、相反する意見が見られる点が興味深いですね。

どちらを選んでも後悔することがあるようなので、家族で納得いく形を探っていくことが後悔しないためには必要なのかなと思います。

また、夜寝るのが遅くなると子どものメンタル面・健康面どちらにとってもいい影響はないので、我が家も気をつかいました。

でも、分かってはいるけれどついつい夜は遅くなってしまうものなので、ぜひこれから受験をはじめられる方は気をつけてあげてください。

最後に

最後に中学受験なんてと思っている方にも知っおいてほしいお話を☆

私立中学生は増えている!

増える

令和4年度学校基本調査(文部科学省)によると、中学生全体の人数は

3,205,220人(前年度比-24,477人)

であるのに対し、私立中学生は

246,342人(前年度比+1,097人)

となっており、明らかに私立中学生の人数は増えているんです!

地域別でみると、全国の3割は東京、残る7割も神奈川・大阪・兵庫・千葉・埼玉・京都と首都圏や関西圏の方たちが多くを占めていますが、生徒総数に占める私立中の学生割合は、首都圏以外でも高知や広島などが上位に入っています。

東京以外にも中学受験に熱心な地域があり、住む場所によって意図せず中学受験を強いられることもあるようです。

※参考 YAHOO!JAPANニュース 2022年9月17日 『クラスの半分は私立受験!居住地でみる中学受験、驚愕の実情』

もっと早くから受験対策をしていればよかった

我が家の場合、本格的に中学受験対策を始めたのが小5からだったので、かなり遅かった方だと思います。

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受験をするにあたり、学校の授業内容は早めに終わらせていなければなりません。

もう1年でも早く始められたら、受験問題を解く時間がもっと増やせたと思います。

また、苦手教科を受験レベルにまで引き上げるのにかなり時間がかかりました。

苦手科目だけでも早めに対策がとれていたらと後悔があります。

ちなみに、家庭学習では限界を感じ、個別指導塾にお世話になりなりました。

家庭での対策が間に合わないと感じたら、ぜひ一度お近くの塾へ相談してみてください☆

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受験を人生のプラスにしよう!

今まったく受験について考えておられない方も、今後中学受験をお子さんがするかもしれないという可能性を頭の片隅に置いておいてもらいたいです。

ちなみに、我が家はまったく頭の片隅にもなかったので、受験を決めてからかなりバタバタしました。

中学受験ってやらなくてもいいことをわざわざやるんです!

受験が少しでもお子さん人生のプラスになるように、ぜひメリット・デメリットを考えた上で挑戦してみてください。

我が家は中学受験をしてよかったと今思っていますよ☆

ままちい

中学受験するメリット・デメリットの話でした!

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